三代目❤夢小説 『NAOTO編130』
直己の姿が見えなくなってから、まりあはコンビニに入って、雑誌が陳列してある棚の前に来た。
女性誌を手に取り広げた。
すぐ隣にCAPを目深に被った背の高い男が立っている。
男が囁いた。
「どうなんだ。うまくいってんのか?」
「…まだ足りない」
「どうして欲しいんだ。お前の言うとおりにするから」
「待って。考えがまとまらないの」
「…帰ってきてもいいんだよ」
「だから、待ってって…」
「もう帰らなきゃ、彼が心配する」
「また、連絡するから」
まりあは雑誌を棚に戻し、納豆や牛乳をカゴに入れレジに向かった。
CAPの男は何も買わずに先に店を出ていった。
少し離れた路地から直己が姿を現した。
「あれは…」
つづく
6コメント
2019.08.16 06:10
2019.08.16 05:59
2019.08.16 03:42