三代目❤夢小説 『NAOTO編127』
「質問ってなにかな?」
「今、お付き合いしてる女性いるんですか?」
「お?直球できたね」
「なになに、まりあ、まさか直己に心変わりしたとか…」
「そんな訳ないよな、まりあちゃん」
「はい!私はずっと直ちゃん一筋なので…」
「あ、なんかごめんなさい💦直己さんもとても素敵な方で」
「気を遣わなくてもいいよ。直人、安心したろ 笑」
「うん、一瞬心臓ヤバかった💦」
「あの、実は私の元同僚で、直己さんの大ファンって子がいて」
「あ、そうなんだ!それは嬉しいね」
「え、じゃあさ。直己が彼女いないって答えたらどうするつもりだったの?」
「お茶だけでも付き合ってもらえないかなって思って」
「…すみません💦厚かましいですね」
まりあはそう言うと、エプロンのポケットから一枚の写真を取り出した。
「直己さん、この子なんですけど」
それは保育園で撮った集合写真のようで、
まりあは隣に並んで写っている若い女性を指差した。
「可愛い人だね」
直己と一緒に直人も写真を覗きこんだ。
「ホントだ!直己にはもったいないな」
「どういう意味だよ 笑」
「あの、直己さん、無理ですか?」
「悪いね、まりあちゃん」
「付き合ってる人はいないんだけど、今は自分の活動に集中したいんだ。ライブも真っ最中だし、秋にはショートムービーも公開されるしね」
「そうですか…すみません、変なこと言って」
「まりあには悪いけど、直己のことだから、そう言うと思った」
「ホントに家族以上に理解しあってるんですね」
「まぁ、直己とは長いからね」
「この背の高い男性も保育士さんだよね?」
直己が写真の右端に写った男を指差した。
直人とまりあの顔色が変わった。
「ええ…」
「職場にこんなイケメンがいるのに。
俺みたいな強面より、よっぽど女性ウケしそうだけどな」
「直己…」
「ん?」
「その背の高い彼が碧っていって、婚約者のまりあをDVしてた男だよ」
つづく
4コメント
2019.08.12 07:12
2019.08.12 07:11
2019.08.11 14:51