三代目❤夢小説 『NAOTO編126』
「うまい!毎日こんなうまいもの食ってるのか?羨ましいな」
直己がまりあの料理を絶賛している。
「ありがとうございます。直己さん、飲み物のおかわり何がいいですか?」
「じゃあ、ハイボールで」
「はい」
まりあがキッチンへ立ったのを見て、直己が直人を手招きした。
「ん?」
「なぁ、なんかあったのか?」
「なんで?」
「お前、今日は暗い顔してっからさ」
「ちょっとね。付き合ってると色々あんだろ」
「痴話喧嘩か。女の子泣かせちゃだめだぞ」
「言われなくても…」
「そうだな。直人に限ってそんなことはしない。俺が一番よく知ってる」
「直己…」
「お待たせしました」
まりあが戻ってきた。
「直己さん、どうぞ」
「ありがとう」
「なにひそひそ話してたんです?」
「いや、大したことじゃないよ。なぁ直人」
「そうそう」
「まりあちゃんって呼んでもいいのかな。直人怒らないか?」
「怒るわけないじゃん」
「直人さんが一番信頼してる直己さんです。
気軽に呼んで下さい」
まりあはいつもの笑顔を見せた。
-これで機嫌直してくれるといいんだけど…
直人がまりあを見つめても、視線を合わせようとはしない。
「あ、そうそう!直己さん、質問してもいいですか?」
ーまりあが直己に、一体何を尋ねるんだろう…
直人の心がざわつき始めた。
つづく
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2019.08.10 05:59
2019.08.10 05:06