三代目❤夢小説 『NAOTO編125』
「どうしたの?そんなこと言うなんて、らしくないよ」
「私だけじゃない。直ちゃんのファンだってみんなきっと悲しんでる」
「相手はSEVENの宣伝に協力してくれてんだよ、そこの所はファンも理解してくれてると思ってる」
「泣いてるファンもいるよ」
「そっか?」
「私が…私が嫌なの」
「二度としないで!」
まりあは泣きながら寝室へ入った。
直人は、あまりに急なまりあの変化に戸惑いを隠せない。
かといって、これからも女性タレントやダンサーとの接触を避けることは出来ないだろう。
どう慰めたらいいのかもわからず、その場を動けなかった。
「ドラマの主演も決まったのに…」
「まりあ、許してくれるだろうか?」
寝室の前まできてノックしようとした時、着信が入った。
直己からだ。
「はい?どした?直己」
『すまんな。近くまで来たからちょっと寄っていいか?』
「直己、悪いな。今日はちょっと立て込んでてさ…」
スッと寝室のドアが開いて、まりあが出てきた。
「直己さんでしょ?断っちゃダメよ、直ちゃん」
「聞こえてたの?」
「うん、夕飯作るから直己さんお招きして」
「…わかった」
つづく
4コメント
2019.08.09 03:58
2019.08.09 03:56
2019.08.09 03:51