三代目❤夢小説 『NAOTO編114』
色とりどりのメニューが食卓を彩る。
着替えて席についた直人が目を輝かせている。
「なになに?これ全部まりあが作ったの?」
「うん!頑張っちゃった」
「凄いね!どれも旨そうだ♪」
「直ちゃんビールがいい?」
「そうだね、シャンパンでも開けよっか?」
「なんとなくそう言うかなって思って用意してたの」
カウンターの上には、ワインクーラーに入ったシャンパンが用意されている。
「よくわかったね!」
「たまたまだよ」
直人は胃の辺りを擦りながら言った。
「カフェで2杯もアイス飲んじゃったから腹が冷えてさ、スープで胃を温めてから…」
「あ!スープ用意してないの💦待ってね!すぐに作るから」
「あー💦ごめんごめん!作んなくていいから、まりあ、食べよう」
「すぐだから、待ってて」
手際よく野菜を刻む軽快な音が聞こえてくる。
よく確認もしないで悪いことしたな…
直人は少し後悔したが、笑顔でキッチンに立つまりあを見てホッと胸を撫で下ろした。
つづく
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