レンタ彼氏『OMI37』
「遅くなってごめーん💦オフィスの受付で部長に捕まっちゃってさ!」
「サエコ…」
「あ~お腹減ったぁ!」
社交的で友人も多い幼なじみのサエコ。
学生の時、カナダに留学してからというもの、スキンシップも外人なみだ。
交際中の彼とも結婚秒読み。
最近フリーになった私に気を遣って、彼の話はしてこなくなった。
式の日取りが決まったら、招待状送るからって言って。
ビールで乾杯すると開口一番、サエコが目を輝かせて言った。
「で?昨日なんかいいことあったでしょ?」
なんだろ?この違和感…
昨日なんかいいことあったでしょ?
まるで、いい出来事があった前提で聞いてるような…
思い当たる節があった。
「サエコ…まさか、あんたじゃ?」
「へ?…あーっ!私、やっちまったぁ💦」
「レンタル彼氏依頼したの、サエコだったの?」
to be continued…
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