レンタ彼氏『OMI25』
お風呂から上がってルームウェアを着てからソファーに行くと、臣くんの姿が見えない。
テーブルにカラのグラスが置いてある。
まさか、帰ったんじゃ?
スマホを手に取って、LINEをチェックする。
やっぱりサエコからだ。
ソファーに座り、タオルドライしながら読んだ。
『今日なんかいい事あった?』
なぜ、わかるの?
『急にどしたの?』
すぐ既読になった。
『12星座中、一位だったから』
占い好きなサエコらしい。
『すぐ既読になんないから、寝てるかと思った』
『ごめん、お風呂入ってたの』
『そっか、じゃあ早く髪乾かして休んで』
サエコにスタンプを送ってから、ハンガーラックに目を向けた。
ライダースはそのまま…
え?
もしかしてベッドに行ったの?
奥の洋室を覗いた。
臣くんがうつ伏せになってベッドに転がっている。
「臣…」
彼に近づき触れようとした時、いきなり玄関のチャイムが鳴った。
to be continued…
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