三代目❤夢小説 『NAOTO編60』
「このまま寝る?」
「ん…シャワーする」
「じゃあ、先にどうぞ」
「私、後がいい…」
「そう?じゃあ俺先に入るね」
「いってらっしゃい」
直人の腕から解き放たれて、まりあは急に寂しく感じた。
「寝てていいよ。出てきたら起こしてあげるから」
「はい…」
直人はまりあの髪をくしゃっと撫でて、バスルームに入っていった。
「はぁ…」
まりあがため息をついてバスルームを見ていると、ガチャっと音がして直人が顔を出した。
「これってやっぱ中で脱ぐんだよね?」
「え?ここじゃダメよ💦」
「でもさ、シャワーの湯気で服が湿気るでしょ?」
「いつもはどうしてるの?」
「んー…部屋で真っ裸になってから風呂に入るね」
「…ちょっと待ってね」
まりあは頭から布団を被った。
「いいよ💦なおちゃん」
「俺、別に見られても平気だけど?」
「私は無理…目のやり場に困る💦」
「そっか、じゃあそのままでいてね」
まりあはしばらく自分の大きな鼓動だけを聞いている。
ーさっきまで同じベッドで抱き合って眠っていた人なのに…
ーそう考えただけで体が熱くて溶けそう…
布団に優しく触れる感触があって、まりあは驚いた。
「いいよ♪ありがとね」
スリッパの音が遠ざかって、バスルームのドアが閉まった。
ザァー…というシャワーの音を確認してから、まりあは布団から顔を出した。
「苦しいよ…なおちゃん」
つづく
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2019.01.28 11:42
2019.01.28 10:44
2019.01.28 10:06