三代目❤夢小説 『NAOTO編59』
先に目を覚ましたのは直人だった。
「しまった、飲み過ぎてやっちゃったか…」
柔らかでいい香りがするまりあを、しっかり抱きしめている。
「シャワーもしないで寝ちゃったな…何時だろ?」
ベッドに設置されたアラームを見ると、2:00を過ぎている。
「まりあ、起きてシャワーしないと…」
「ん~…」
直人の腕の中でクルリと寝返りをうって目を覚ました。
すぐ目の前に直人の顔がある。
「なおちゃん…」
「おはよ」
「先に寝ちゃって悪かったね」
「ううん…私こそ、勝手に添い寝してごめんね」
「俺が引きずりこんだ…でしょ?」
「…うん、どうしてわかるの?」
「いつも酔っぱらって眠くなったらやるみたい」
「ええ⁉️女の子をお布団に誘うの?」
「違うよ 笑」
「みんなで地方のライブに行った時にね」
「部屋で飲んでて眠くなったら、近くにいるEXILEのメンバーをベッドに引きずりこむんだって」
「なおちゃん、そっちの方も…」
「違う違う💦そっちの気はない 笑」
「抱き枕代わりにして仮眠するだけ」
「…こうやって腕の中にぬくもりがあると、安眠できるんだ」
直人はまた強くまりあを抱き寄せて目を閉じた。
「なおちゃん…」
「これって罪になる?」
「……」
「婚約者のいる女性と抱き合って眠ったら、罪なのかな?」
「なおちゃん…」
「俺…人恋しいのかなぁ」
「離したくない」
「…離れたくない」
つづく
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2019.01.27 07:14
2019.01.27 06:52