三代目❤夢小説 『NAOTO編47』
翌日、まりあの祖父が渡しボートを出した。
鏡のように美しい波間を小さな船がゆく。
ビーチから1キロ先にある無人島・ハナリに着いた。
「オジーありがと」
「後で迎えにくるから」
「オジーも気をつけてね」
祖父の舟を見送っていると、直人が声を掛けた。
「まりあちゃんのおじいちゃんって、まだ若いよね」
「もう80歳ですよ」
「えー⁉日焼けして肌もツルツルだし、背筋もしゃんとしてて、80には見えないな」
「沖縄には島時間というのがあって、大自然の中でのんびり暮らしてるから、きっと都会のようなストレスも少ないんですよ」
「島時間か…」
「ねぇ、まりあ」
名前を呼ばれて、まりあはドキッとした。
「直人さん…呼び捨て」
「昨日の続きだよ」
「せめて、ここにいる時だけでも、そう呼んでいい?」
「夢の続き?」
「そう」
「わかった。じゃあ案内するね」
「うん」
「直人さん、ウェットスーツ似合ってる」
「私よりよっぽどインストラクターっぽいね」
「そっか?まりあも…」
「ん?なに?」
「…いや、なんでもない」
「言いかけて、なぁに?気になる」
「いーから💦シブがき隊の像ってどこ?」
「はぐらかされちゃった…」
「どうぞ!こっちだよ」
つづく
いつもご愛読ありがとうございます。
本日、「W旦那+(プラス)」はお休みします。
よろしくお願いします。
6コメント
2019.01.13 07:27
2019.01.13 07:22
2019.01.13 07:14