三代目❤夢小説 『NAOTO編42』

「こんばんはー」


「いらっしゃーい!端っこでいーか?まりあ」


10人程が座れる店内は壁伝いに畳を貼った長椅子が置かれていて、中央に広い空間がある。


家族連れと若い男女のグループがいて賑わっている。


「直人さん、横並びで構いませんか?」


「いいよ!結構盛況だね」


「皆さん、観光で来られた方みたいですね」


席に着くとすぐに体格のいい女性が付き出しを置きにきた。


「はい、ミミガーどうぞ!ご注文は?」


「なに飲みますか?」


「なにがおススメ?」


「沖縄に来たらやっぱオリオンビールですね!」


「じゃあそれで」


「ネーネー、オリオン二つ」


「はーい!何かおつまみ作りましょーか?」


「どうしよっかな?ソバ系なんかある?」


「直人さん、お夕飯足りなかったんじゃ?」


「いや、そんなことはないんだけど、洗濯機回してる間に部屋で腹筋鍛えてたら小腹がすいてね」


「じゃあソーキそばにしますか?」


「あ!それ、沖縄のソバだね?じゃあそれで」


「ネーネー、ソーキそば二つね」


「はいよ」


「あれ?まりあちゃんもお腹すいたの?」


「はい」


「そっか  笑」


「それと…納豆ってあります?」


「納豆ね!用意できますよ」


「お願いします」


「納豆好きなんですよね?」


「そう!多分みんな知ってるよね?  笑」


「もちろん!直人さんのファンならみんな知ってます」


「あはは…」


よく冷えたビールが缶のまま出てきた。


「じゃあ乾杯しよっか?」


「沖縄の夜に」


「乾杯!」


直人は喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。





『俺の失恋記念日に…乾杯』




つづく

2コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2019.01.08 07:28

    @kia失恋記念日ってちょっと古かった?ここからの展開楽しみにね😆
  • kia

    2019.01.08 05:01

    NAOTOさん、沖縄の夜を満喫してますな🎵 でも失恋記念日は…悲しい😢