『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい⑲ 三代目妄想劇場 特別編
陽翔「わぁ!メローン♫」
「僕もここに座んなさい」
おかみさんがもう一つ小さなイスを出してきた。
陽翔「はぁい♫ありがとう」
「お父さんもどーぞ」
「すみません!いただきます」
陽翔の父親はメロンを陽翔に食べさせてから、嬉しそうな顔で自分もパクッとやった。
「おや?赤ちゃん…」
陽翔の父が大切そうに抱えるベビーキャリアの中で、小さな赤ちゃんがスヤスヤ眠っている。
隆臣「赤ちゃんいるの?」
「そうだよ、陽翔の兄妹なんだ。隆臣くんは初めましてだね」
陽翔「陽翔の妹だよ!たぁくん」
隆臣「しょーなの?しゅごーい‼︎」
父がゆっくり姿勢を低くして、赤ん坊の顔を見せてくれた。
隆臣「ちっちゃーい♫かわいいね❤️」
陽翔「でしょ?可愛いの❤️」
隆臣「ひーしゃんお兄ちゃんね!」
「陽翔もまだまだちっちゃいけどね 笑」
陽翔「たぁくんもお兄ちゃんしよ!」
隆臣「いいの?お名前はなぁに?」
「沙奈(さな)っていうんだ、よろしくね。隆臣くん」
隆臣「さーなちゃん♫かわいいね❤️」
陽翔「たぁくんも欲しい?」
隆臣「たぁくん、ニャーにゃのお兄ちゃんもしゅるから忙しいの」
陽翔「ニャーニャ?」
「隆臣くん家、猫ちゃんいるの?」
隆臣「しょーなの!ニャーにゃっていうのよ」
「パパ達とっても忙しいお仕事だから大変だね」
隆臣「そーね」
陽翔「パパ!陽翔もニャーニャ欲しいな」
「え⁉︎陽翔ん家は赤ちゃんが来たばっかりだからね、猫まで飼える余裕あるかなぁ?」
陽翔「パパ、ダメ?」
「うーん…陽翔がどうしてもって言うなら飼ってあげたいけどね」
隆臣「ひーしゃんもニャーにゃのお兄しゃんになる?」
陽翔「どゆこと?」
隆臣「一緒にニャーにゃ飼うのよ♫」
つづく
4コメント
2018.12.10 09:08
2018.12.10 09:00
2018.12.10 05:01