『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI36 三代目妄想劇場ショートストーリー
臣が女の腕を掴んだ。
臣「とにかく一緒に警察に行ってもらう」
「離して‼︎たぁくん助けて!」
隆臣「おねーしゃん…」
「おとーしゃん!おねーしゃんにコラしちゃダメよ」
隆二「たっくん⁉︎」
ELLY「臣、早く連れていこう!」
ELLYと臣が女の両腕を掴んで拘束した。
「離して‼︎人さらい!たぁくんを返して‼︎」
隆臣「おねーしゃん‼︎」
隆臣が隆二の腕の中から大きく身を乗り出している。
隆二「たっくん⁉︎危ないよ!」
隆臣「パーパ!おねーしゃんたしゅけてあげて!」
隆二は隆臣と女の様子が尋常でないことに違和感を覚え、臣に声をかけた。
「臣待って!警察に行く前にその人から話を聞いてみようよ!」
臣「なにいってんだ!人の子供をさらっておいて…話なんか聞く必要ないぞ!」
珍しく臣が怒っている。
ELLY「そうだよ!今市くん‼︎
たぁ坊無事に帰ったからよかったものを…よくも」
「離してっ‼︎いやぁあああ‼︎」
女が大きな声で叫んだ。
隆臣「おねーしゃんイジメちゃダメぇ‼️」
臣「隆臣…⁉︎」
「娘になにするの⁉︎」
母屋から年老いた女性が現れた。
「お母さんっ!助けてぇ‼︎たかしが…」
臣「たかし…⁉︎何言ってんだ?この女…」
「大の男が寄ってたかって…」
母らしき女性は不自由そうな足を引きずって近寄り、臣の腕にすがった。
「待って下さい!この娘は病気なんです…」
つづく
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2018.09.03 22:17
2018.09.03 14:04
2018.09.03 11:16