ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 8-⑨
頭の中が真っ白になるとはこういうことだろう。
なにも考えが浮かばない。
なにも…覚えてない。
「俺に何をした?」
「聞く方が野暮ってもんだ」
「…えっと、風呂に入れて寝かせてくれた」
「ふふ…」
「いや!そこまでしたならパジャマくらい着せてよ!」
「…それだけだと思う?」
「他になにすんの?」
「思い出させてやろうか?」
男は俺の首をぐいっと強く引き寄せ、また唇を重ねてきた。
「…ん、やめろ‼おれそっちの趣味ねぇし」
「そのわりには艶っぽい喘ぎ声をたっぷり聞かせてくれたけどな」
「喘ぎって…男同士でヤったの?」
「そういうストレートで無粋な質問には答えない主義でね」
俺が?
…男と?
そのわりには、その…
変な所が痛むとか、
カラダになんの余韻もない…
酔わせて、無理やり関係もって、
後で慰謝料請求するとか、
新手の詐欺だったりして?
to be continued…
7コメント
2018.08.22 01:28
2018.08.22 01:27
2018.08.21 04:18