三代目❤夢小説 『NAOTO編24』

「…私、こんな普段着だし、失礼じゃ?」



「そう言うだろうと思ってね。ちょっと店の中に来て」



直人に導かれるままショップの中に入り、
フィッティングルームの前に来た。



直人がカーテンを開けると、オーガンジーのシンプルなドレスが壁面に掛かっている。



「…これって」



「俺がデザインしたレディースフォーマル。
メイクとヘアセットはうちのスタッフが手伝うから安心して」



「…直人さん、どうしてこんなに良くしてくれるんですか」



まりあがドレスに触れながら尋ねると、直人は優しく笑って答えた。



「…この間から、まりあちゃん元気ないなって気になってたんだ」



「迷惑でなければ、俺のサプライズに付き合って下さい」



真摯にそう告げた直人の目をまっすぐに見てこくんと頷き、まりあはスニーカーを脱いでフィッティングルームに入った。




つづく。





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