ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 7-⑤
「おみ!?…」
「どうして…ここにいるの?」
「呼んだのお前だろ?」
「恭介の病室だよ…呼ぶわけないし」
「心の声が聞こえたんだよ」
嘘…
恭介は…どこ行った?
「どうすんの?俺が必要じゃないのか?」
「だって、俺には…恭介がいて…」
「…お前にはRYUJIが…」
「お前の気持ち次第だろ?」
さっきの感触…
嫉妬で熱くなっていた俺の心を優しく包み込んで…
冷ましてくれた…
これは…恋なのか?
でも…
今の恭介から離れるなんてできない…
俺は目を閉じて告げた。
「無理だよ…おみ」
「……」
俺の手首を掴んでいた手が、スッと離れた。
目を開けて見ると、相方は悲しそうな表情を浮かべて言った。
「…サヨウナラ」
to be continued…
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2018.06.08 22:33
2018.06.08 15:11
2018.06.08 14:13