三代目❤夢小説 『NAOTO編13』

「そしたらデータで送ってくれるかな」



直人がSEVENの企画スタッフとiPhoneでやりとりしていると、保育園の裏口で言い合う声が聞こえてきた。




「まりあ先生、園児の保護者や関係者に対して、職務を越えた感情はどうかと思うな」



「私が?言ってる意味がわかりません」



「この間、偶然見かけたから良かったけど、
僕が知らない所でなにしてるんだか」



「誤解です!…私はただショッピングしていて…」



「好きなアーティストにお茶に誘われたから、ついていっただけだと?」



「園でする話じゃないでしょ…失礼します」



聞き耳をたてるつもりはなかったが、結果的には会話を立ち聞きしてしまった。



iPhoneを片手に中に戻ろうとすると、後ろからまりあがぶつかってきた。



ドンッ!!!!!



「あっ!ごめんなさい‼私、前も見ないで…」



「……NAOTOさん!?」



「あ!ごめんね、俺、電話していて…」



直人はまりあの顔を見て驚いた。



「し…失礼します」




-まりあちゃん…泣いてた




つづく















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