三代目❤夢小説 『NAOTO編6』
「…うわ、ヤバい。そんな澄んだ瞳で言われたらドキッとするね」
「ごめんなさい‼NAOTOさんにタメ口なんて…ファンに怒られます…」
「俺がいいって言っても?」
「……」
「…夢、見てるみたい」
「NAOTOさん、頬っぺたつねってください!」
「…直接触れていいの?」
「はい、かまいません」
まりあは目を閉じて、直人の方に顔を向けた。
つん…
直人の暖かい手が頬に触れた。
「まりあちゃん、結構大胆だね」
「そうですか?」
「個室に男と二人っきりで、目まで閉じちゃって…」
「だって、NAOTOさんですよ。信頼してます」
「それって喜んでいいのか、複雑だね」
間近で見ると、色白で目が大きい。
笑うとまだ幼さが残っていて、可愛らしい印象があるが、すましていると目元涼やかな、かなりの美人だ。
美人なのにキャップを目深に被り、トレーナーと綿パン、ボディーバッグという出で立ちだ。
「あ、SEVENのキャップ…」
「好きなんです。NAOTOさんのブランド」
「…ひょっとして何度もショップに来てくれてるの?」
「はい。NAOTOさんが来たらどうしようっていつもドキドキして…恥ずかしいからキャップ被って…」
「ボーイッシュなコーディネートは照れ隠しで?」
「シンプルな服の方が自分らしくいられるので」
「まりあちゃん、自分のことよくわかってないんだね」
「どういう意味ですか?」
「バッチリメイクして、女性らしいコーディネートにすると、もっと素敵になるよ」
「NAOTOさん、褒めすぎです…」
「いや、磨けば光るダイヤの原石だ」
つづく
2コメント
2018.05.23 09:09
2018.05.22 13:18