『W旦那+(プラス)』The first time the zoo⑮ 三代目妄想劇場ショートストーリー
上野動物園を出て池袋にある焼肉屋へ移動した。
掘りごたつの座敷で臣と隆二、直人と直己が焼肉を焼いている。
隆二「直人さん、これ焼けてますよ」
臣「直己さん、おかわり生中でいいすか?」
隆二「あ!臣、肉も追加言ってね」
直人「beby達はもういいの?」
雑炊を食べたらもう満足したようで、大人の周辺で遊んでいる。
隆二「陽翔くんとすっかり仲良くなっちゃって…」
隆臣「パーパ、ぷはーしたの?」
隆臣が臣と隆二の真ん中から顔を出して、ビールジョッキを指差している。
隆二「今ぷはーってしてるとこだよ 笑」
陽翔「のっぽさんも?」
直己「のっぽさん、一気にあけちゃったよ」
直己は水滴がいっぱいついたカラのジョッキを揺らしている。
隆臣「なおたんも、ぷはーちた?」
直人「なおたんねぇ、陽翔をお家まで送って行くから、今日はウーロン茶でぷはーしてるんだよ」
隆臣「泡ないのねぇ」
直人「泡はないね 笑」
隆臣「たぁくんも、ぷはーしゅる!」
直人「たっくんはジュースでぷはーしてね♫」
直人がコップに入ったりんごジュースを隆臣に飲ませた。
直己「陽翔も飲むか?」
陽翔「もうお腹おっきい」
直己「そっか」
陽翔「たぁくん、遊ぼ♫」
隆臣「ひーしゃん、よーいどんしよ♫」
テーブルから少し離れて、二人で遊び始めた。
「生中と追加のお肉、お待たせしましたぁ!」
スタッフが出て行った後で、直人が言った。
直人「マシュマロ焼きたいな」
臣「え?マショマロ焼くんすか?」
隆二「美味しいのかなぁ?」
直人「焼いたら結構イケるんだよ。
…てか、臣マシュマロって言えてないし」
臣「マショマロでしょ?」
直人「ナショナルみたいになってるし💧」
隆二「へへへ」
臣「あ!隆二、笑ったな」
臣が隆二の金髪をクシャクシャした。
隆二「おみ!やーめてよ💧」
直人「はい!そこっ!
リーダーの前でイチャつき禁止令発動!」
臣「ダメっすか?」
直人「ウチ帰ってからしろーい!」
隆二「NAOTOさん一滴も飲んでないのに、酔ってるみたい…」
直人「気持ちだけ飲んだ気分だよ!なっ?直己」
直己「ふぃー…‼︎生中うめーな」
直人「聞いてねぇし、美味そうに飲むな、チキショー…」
隆二「一緒にタクシーで送りますから、NAOTOさんも一杯くらい…」
直人「いや、やめとく。友人の大切な一人息子預かってんだ。シラフで送り届けるよ」
臣「流石っす」
隆二「惚れるわ〜、マジで」
直己「当たり前のことだよ!なぁ?直人」
直人「ああ、そのかわり陽翔送り届けたら直己、朝まで付き合えよ」
直己「わーかったよ」
隆二が何か言おうとしたのを制して、直人が口を開いた。
直人「臣と隆二は付き合わなくてもいいからね!隆臣お風呂入れて寝かしつけなきゃな」
隆二「今日は全然眠そうにないですけどね」
広い座敷の周りを、隆臣と陽翔がハイハイしながら競争し始めた。
陽翔「まてぇー!」
隆臣「きゃあ〜〜〜!にげろぉ‼︎」
つづく
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2018.05.03 11:11
2018.05.03 11:08
2018.05.03 11:07