ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission3-④
「お疲れーっす🎵」
映画のロケで東京郊外にいる臣の所に、突然隆二が訪ねてきた。
「隆二!?…」
「どうして…ここにいるんだ?」
「ん?たまたま近くを通りかかって、ロケしてるって聞いたから、顔見に来たんだよ」
「お前も、なんかのロケで?」
「おう!もう終わったけどな」
昨日のこと…
全く覚えてないんだろか?
それにしても、隆二の方から訪ねて来るなんて…初めてだ。
「もう30分程で撮影終わるから、待ってろよ」
ダメ元で言ってみた。
「おう!じゃあ、あそこのカフェで待ってるから」
ロケ現場近くのカフェを指差した。
「ん、わかった…後でな」
すんなりOKした。
来年公開予定の映画の撮影…
台詞もしっかり入っていて、朝から順調に撮影も進んでいた。
アイツの顔を見てから、落ち着かない。
初めての映画じゃないんだ。
プロとして、しっかり演技に集中しなきゃ…
そう思うほどに、昨夜の出来事が鮮明に甦る。
相方と初めて交わした口づけ…
邪魔さえ入らなかったら、今頃は…
きっかり30分で撮影を終えて、隆二が待つカフェへと急いだ。
to be continued…
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2018.04.13 14:40
2018.04.13 13:43