三代目❤夢小説 『直己編27』
俺は人目も気にせず彼女を呼び止めた
「明日の昼下がり」
「え?」
彼女は立ち止まり、振り返って俺の顔を見た
「打ち水、見に行ってもいいですか?」
「……」
男子学生がニヤニヤして、俺と彼女を見ながら通り過ぎていく…
少し間があった
「すみません…明日は出掛けて留守にしますので…」
「…そうですか」
すると、彼女の向こうから、また別の学生達が歩いてきた
「あーっ❗三代目の…」
彼女は俺に向かってペコリと頭を下げ、急ぎ足で小路を歩いていった
これで…お別れか…
撮影所に戻り、テーブルに置かれた差し入れを見た
笹の葉模様の風呂敷に包まれている
しまった…
風呂敷を忘れて…
俺は風呂敷を外し、駆け出していた
つづく
夢小説ですが、直己さん目線でストーリーが進んでいきます。
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