三代目❤夢小説 『直己編⑥』

「古都ってそういうイメージなんですか?」


彼に尋ねてみると


「打ち水、竹ボウキ、縁側、三和土(たたき)…」


「黒電話などがあれば、風情があっていいですね」


弾んだ声で、楽しんでいるように思えた


「ふふ…もうすぐ全てお目にかかれるかも」


「え?お宅でですか?」


「はい…そこの一軒家です」


竹林を抜けた所に、古い木造の家屋が見えてきた


京都では一般的に『町屋』と呼ばれている


築100年は優に越えている


私の家だ…



つづく


夢小説です。
ヒロインに名前はありません。
ヒロインになった気分で読んでみて下さい。



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