『Man of Destiny(運命の人)①』(続•臣隆妄想劇場124)ショートバージョン
2日後、臣と隆二は一週間の休暇を取りハワイへ向かった。
行方が知れなかった5日間で、
臣はHIROに直接交渉し、
隆二がLAに発つ前に、ハワイで形だけでも結婚式を挙げたいと訴えた。
現在の臣には『今市隆二』は最高の相方であり、かけがえのない運命の人であること。
一日でも離れて暮らすのは、身を切るほど辛いが、
お互いの夢のためには、それも致し方ないこと。
それならば、せめて形だけでも、
結婚という証明が欲しい。
もちろん日本では自治体によっては、
パートナーシップ制度はあるが、
法律上、同性婚は認められていない。
それならば、海外で式だけでも行いたい。
臣は思いの丈をHIROにぶつけた。
HIRO「今市はどう言ってるの?」
結婚という具体的な言葉は口にした事はないが、
彼奴(あいつ)も心は同じだと臣は主張した。
HIROは、今から親族やメンバー、LDH関係者のスケジュールを調整し、
多くの人を招待するのは非常に困難であることを説明した上で、
全ての段取りを登坂一人で出来るのなら、
式場が抑えられた時点で、
二人に一週間の休暇を出すことを約束してくれた。
臣は一旦自宅へ戻り、ベッドに細工を施し、
パスポートと財布とスマホを持って、
空港へ向かい、現地へ飛んだ。
続く
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2018.02.06 17:58
2018.02.06 15:30
2018.02.06 11:19