『予感』(続•臣隆妄想劇場113)ショートバージョン

臣「冷えたろ?」




隆二「ん?…全然平気だよ」




夜明け近く、二人してベッドで寝転がる。




隆二は臣の後ろから抱きついている。




散々愛し合った後にもかかわらず、
臣の耳たぶを甘噛みしたり、キスを繰り返している。




臣「なぁ…」




隆二「まだ寝かせないよ」




臣「違うよ」




隆二「ん?耳はやめろ!…とも言わせないよ」




臣「ふふ…いいよ、別に…」




隆二「……」




隆二は愛しさを込めて、臣の耳を軽く噛む。




臣がピクッと動く…




臣「悪い唇…見せてみ」




隆二「まだ、ダメ…」




ちゅ…ちゅっ…と隆二は耳たぶへのキスを繰り返す。




臣「ふ…んっ……りゅう…?」




隆二「ん?」




臣「ずっとそうやって…甘えていたいのか?」




隆二「……」




隆二「…ここ数日のやつ?」




臣「うん…」




隆二「……」




臣「言いたくなかったら…別に…」




隆二「おみ…」




チュっとキスをして耳たぶから離れる隆二。




臣「ん?終わり?」




言いながら隆二と向かい合う臣。




臣「…また…暗い顔してる」




臣が人差し指で隆二の唇に触れると、
隆二は臣の指をはふっと咥えた。




臣「こら…」




チュッと臣の指を吸う。



いつも隆二が『逆転の日』にするように、目を軽く閉じ、




指を臣に見立てて…




口をすぼめて指を吸う…




臣「その顔…エロ過ぎ」




またチュッと音を立てて、臣の指から唇を離す。




臣「また…復活しそう…」




少し首を倒し、隆二の唇を塞ぐ。




すぐに唇を離して、



「溺れる前に止めろよ…」




隆二「もう溺れてるくせに…」




臣「夜明けまで長ーいディープキスする?」




すると隆二は軽く口づけをして、




「臣…」と言って正面から目を見つめた。




臣「…なんだろ?ドキッとした」




隆二「……」




臣「何か話か?」




隆二「ソロの…」




ズキン…





臣「…撮影?」




隆二「ん…」




臣「どこ?」




隆二「…LA」




臣「何日?」




隆二「……」




臣「……⁉︎まさか…何ヶ月?」




隆二「…2ヶ月」




臣「…行きっぱなし?」




隆二「ん…」




臣「……」




隆二「おみ?」




隆二は臣の髪をかきあげ、その手を頬に当てた。




隆二「珍しいね」




隆二「動揺が…顔に出てるよ」




臣「……」




臣から笑顔が消えた…




隆二「お…み」




臣「…なぁ…?」




隆二「ん?」




臣「どうやったら一体になれるかな?」




隆二「…今日も、何回も一つになったじゃ…」





あの時の…直人の言葉が蘇る…




『溺愛しすぎると失った時に立ち直れなくなるよ』







隆二「おみ?」




隆二の指が、臣の目の下のホクロに触れる。




臣(そっか…陽翔ロスじゃなくて…)




(本物の…ロス…)




(……で、急に甘えん坊に…)




隆二「大丈夫?おみ…」




臣「大丈夫じゃない…」




隆二「おみ…」




臣「結婚したら…離れずにいられる?」




隆二「…無茶言わないでよ」




臣「だよな…結婚しても、撮影はあるよな…」




隆二「お…み」




隆二から唇を重ねる…




臣の不安な気持ちを埋めるように…
隆二が優しく唇を吸ってくる…




臣(そうなんだ…やっぱり)




(溺愛してる方が…ショック…大きいんだ…)




唇を離し、臣は隆二をきつく抱きしめ、固く目を閉じた。






俺……耐えられないよ…









10コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2018.01.26 12:03

    @つっちぃつっちぃちゃん♪ありがとうございます(^^)今日食欲と気力を回復させる漢方薬を処方してもらいました。 妄想劇場…ちょっと臣ちゃん可哀想過ぎですね😢強気な臣ちゃんの変化… ホントに強いのは…どちらなのか?😔
  • つっちぃ

    2018.01.26 11:59

    マヤさん😣体調大丈夫ですか? 仕事も無理なさらないで下さいね💦 そして、二ヶ月…溺愛してる方が淋しくて切なすぎます😭
  • マヤ

    2018.01.26 06:09

    @KaoKao!!!ありがとうございます(^^)もうシフト交代も限界のようです😅 出勤することでシャキッとすると思います