『HAPPY BABY⑩』(続•臣隆妄想劇場101)ショートバージョン
しばらく歌詞とにらめっこして作業していると、いきなり隆二が隣に移動してきて寝転んで、臣の太腿の上に頭を乗せた。
臣「どした?」
隆二「ねみぃ…」
トロンとした目をして真上を向き、臣の目を見つめている。
臣「寝ていいよ」
隆二「……」
臣「ん?…なに?」
隆二「…かまって」
薄くピンクがかった唇が囁いた。
臣はドキッとして、咄嗟に陽翔を見る。
相変わらず口をちゅっちゅと動かして、夢の中だ。
太腿を少し上げ、臣は上体を丸く曲げて、隆二の唇にキスをした。
「ちゅっ」と音を立てて離れると、
「もっと…」
半分目を閉じて、隆二が甘えてくる。
(邪魔しないって言ったの誰だよ)
臣は左手で隆二の頭を持ち上げ、
「ん♡んっ♡んーっ♡うーっ♡」
キスの嵐を浴びせる。
「んー…」余韻を残して臣が離れ、
隆二を見つめた。
隆二は目を閉じて笑顔を浮かべている。
隆二「へへへ…キス責め…」
「早よ宿題しろよ、おみ…」
言うだけ言って、笑ったまま寝息をたて始めた。
「…おやすみぃ、隆二…」
臣は、そう小さく呟くと、もう一度隆二の唇に軽くキスをした。
隆二は臣の膝枕で、臣のスウェットの裾をキュッと握り、うたた寝モードに入った。
炬燵の近くに置いてあったふわもこのハーフコートを取り、隆二の上からかける。
臣は、左手で隆二の髪をゆっくり撫で、また用紙にペンを走らせた。
続く
4コメント
2018.01.12 23:39
2018.01.12 23:36
2018.01.12 23:26