『HAPPY BABY②』(続•臣隆妄想劇場93)ショートバージョン
隆二「ひーたんはママ似で良かったね」
隆二が臣に抱っこされている陽翔のムチムチほっぺにキスをする。
臣「ヒゲっ！チクチクすると嫌がるんじゃ…」
隆二「ひーたんは嫌な顔しないもんね〜」
隆二が陽翔のほっぺをツンツンすると、陽翔は満面の笑みで答えた。
臣「うわ…ホントに…可愛い」
臣は思わずひーたんのおデコにキスをした。
隆二「あと２分で交代な！」
マンションのエントランスを歩きながら
「５分って落ち着かないな…」と臣が言う。
隆二「お前もそうなの？」
臣「何が？」
隆二「俺のヒゲ…いつもチクチクして鬱陶しいのかよ？」
臣「鬱陶しかったら、ヒゲまでパクってしないっしょ？」
隆二「…」
エレベーターに乗り、隆二が扉の方へ向きを変えようとすると、
「カメラ」と臣が呟いて、エレベーターに乗った向きのまま、右手で陽翔を抱え、
左手で自分の上着ごと隆二を包むようにした。
隆二「ん…？」
隆二のヒゲごと、パクッと包み込むキスをする臣。
監視カメラからは二人の後ろ姿しか見えない。
すると、二人の袖を小さな手が握った。
慌てて唇を離す二人。
「アーア」
陽翔が可愛い笑顔を二人に向けた。
隆二「もう…ひーたんが見てる前で…」
隆二が赤い顔をして照れる。
臣はその顔をジーっと見て、
「たまには全部剃ってもいいかもな」
と言いながら、指で隆二のヒゲをツンツンと引っ張った。
隆二「触んな！絶対剃んない‼︎」
隆二は眉間にシワを寄せた。
チンっと音がして、住居がある階に止まった。
臣「陽翔ぁ、隆二ママしかめっ面で怖いでしゅね」
隆二「ママちゃうわ！はい、5分経過！ひーたんよこせ」
臣「え？もう？」
隆二「はぁい！ひーたんおいで」
廊下を歩きながら両手を差し出し、極上の笑顔を向ける隆二。
臣「うわっ…なに？飛びっきりのスマイル…」
隆二「るせっ！ひーたん、カモン♡」
すると陽翔は小さな両手を隆二の方へ伸ばし「マーマ」と言った。
隆二は目を見開き、キョトンとした表情を浮かべ、陽翔を受けとった。
臣「ほら…やっぱりママだって」
隆二「るせっ💢」
臣「陽翔が、ママ〜おヒゲ早く剃ってぇ…ってさ」
隆二「言ってねぇだろ」
陽翔は隆二の腕の中できゃっきゃっと笑い、紅葉のような手で隆二のヒゲを掴んだ。
隆二「ひーたん…おヒゲ触っちゃヤダ…」
陽翔「マーマ」
困ったような複雑な笑顔の隆二を見て、臣が吹き出した。
臣「陽翔にダメとか言うなよ、ママ」
隆二「くっそ…もダメか…はぁい♫
ママでちゅよ〜ひーたん♡」
臣「あははは…」
隆二「笑うな💢」
隆二「ん…じゃなくて…笑っちゃダメだよ、臣ちゃん」
臣(お…臣ちゃんって言った！ダメだ…ツボる…)
自宅の鍵を開けながら、横腹を抑えて笑う臣。
隆二(くそぉ…臣の奴…ひーたんが帰ったら、今夜は泡攻めにしてやる)
続く
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2018.01.05 04:41
2018.01.05 03:33
2018.01.05 03:10