『HAPPY BABY①』(続•臣隆妄想劇場92)ショートバージョン
年が明けてすぐの休日、新春の明るい日差しを浴びて、その子はやって来た。
隆二の友人夫婦が結婚記念日のお祝いを兼ねて、デートとホテルディナーを楽しむ間のベビーシッターを任された。
名は『陽翔(ひなた)』生後8ヶ月の男の子だ。
妻「じゃあ、ひーたんお願いしますね。1日ママ」
夫「ひーたん、隆二ママのこと怖がっちゃダメだよ」
隆二「誰がママやねん…」
隆二がしかめっ面で答えると、ベイビーは隆二を見てきゃっきゃっと笑った。
隆二の地元で学生の頃からの友人で、
夫婦共によく知っている。
陽翔はママに似て全体にふっくらしていて、初対面の臣に対しても人見知りせず、満面の笑顔を見せるhappy babyだ。
ママから陽翔を預かる隆二。
すぐに隣にいた臣が手を伸ばし、
「俺に抱かせて」と言って陽翔を取り上げた。
隆二「あっ❗5分で交代だかんな!」
夫「喧嘩しないで頼むよ‼じゃあ行ってきます」
友人は体育会系の厳つい面構えだが、性格はおおらかで、いつも笑っている。
夫婦は手を繋いで楽しそうに出掛けていった。
続く
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2018.01.04 12:54
2018.01.04 12:17
2018.01.04 10:22