『遠距離LA↔︎AMS③』(続・臣隆妄想劇場24)


毎日寝る前には、臣の動画をリピートしている。


挑戦的な上目遣いの目で、正面を見据え、


下唇に触れた指を、ゆっくりと下にスライドさせる。


見ているものを、怪しく誘っているようにも見える。


この唇で、体の彼方此方に優しくキスされた…


臣…会いたいな


ふと思い立って、臣に電話をかける。


ロスは22時…


アムステルダムは何時だろう?


5回ほどコールしたが出ない。


真夜中だったりして…


電話を切って、すぐにコールが鳴った。


臣「もし…電話した?」


すげぇ眠そうな声…しまった!起こした?


さすがに、なんで電話出てくんないの?


…とは言えない。


隆二「ごめん、臣寝てた?」


臣「ん?どした?何かあった?」


隆二「いや…特になにも…」


ホントに何も用事はない。


隆二「ごめん!切るね。また電話するから」


臣「隆二ぃ?」


寝起きの甘い声がする。


「ん?」


臣「お前電話するって言っといて、ひとつもかけてこねーじゃん」


隆二「ん…」


臣「俺の仕事に障らないよう、気を使ってんだろ?」


隆二「うん…まぁ、そんなとこかな」


隆二「俺も仕事中は無理だし…」


臣「お互い日中は無理だもんな」


隆二「うん」


臣「夜中でも遠慮しないで電話していいよ」


隆二「もしかして…いま夜中?」


臣「いや、朝の7時…」


隆二「うわっ!起こしちゃったんだね」


臣「別に…どうってことないよ」


臣「そっちは夜の11時前位でしょ?」


隆二「スゲー❗よく知ってるね、臣」


臣「そりゃ…お前が今いる所の時間位、把握してるって」


隆二「……」


臣「ん?どした?」


隆二「臣、そんなに俺のこと好きなの?」


臣「だから…言わせんなって」


隆二「聞きたい」


臣「言うか!…バカ」


隆二「…今ベットの中?」


臣「そうだよ」


隆二「…そばに行きたい」


臣「俺も…いまお前をぎゅっとしたい…」


隆二「臣…」


臣「なぁ隆二…」



隆二「ん?」



臣「空飛んで来いよ」



End

2コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2017.12.05 14:36

    @ドリンちゃん♡こんばんは〜! 無我夢中で書いた臣隆妄想劇場・本編… 一つのシーンでも思い浮かべて愛して下さる読者さんがいること…どれだけ嬉しいことか…ほんとにありがとうございます😊 臣隆のその後を書く予定はなかったのですが、大好きな二人のこと…書き出したら止まらなくなっています。 またショートの感想も教えてくださいね🙏✨
  • 2017.12.05 14:22

    マヤさんこんばんは。 私このLA⇔AMS③の最後のとこホント大好きです。 何回読んでも泣きそうになります。 なぁ隆二…空飛んでこいよ 二人の想いに胸がギュッとなる。