『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』(続・臣隆妄想劇場54)ショートバージョン

健二郎「え?なんで?臣ちゃんのスマホやんな?」

隆二「そだよ、臣のスマホ」

健二郎「なんで隆二が出てるん?」

隆二「臣ねぇ…風呂でのぼせて今のびてるよ」

健二郎「…そーなん?またハードなことしとったんちゃうん?」

隆二「なんだよ、ハードなことって…」

健二郎「いや、俺には内容まではわからん」

隆二「なんだそれ…臣、後でかけ直すって言ってるけど」

健二郎「ん!ならそうしてって伝えてや」

隆二「オケー」

通話を切ったと同時に、隣で突っ伏していた臣が手を伸ばし、スマホを取り上げた。

「臣、復活した?」

「すぐには無理…」

「まだフニャってんの?」

「誰かさんのせいでね」

「少しは反省した?」

「お前こそ、もう怒ってないの?」

「うん!やり返したらスッとしたよ」

「だろな…」

隆二は臣の近くに顔を寄せ、

「目、まだ赤いね…もいっかい目薬指しとこか?」

「後でいいから…おいで」

ベッドに横たわっていた臣は、隆二を後ろ向きに抱き寄せた。

「おみ…」

「あー…やっと機嫌直った…」

隆二の髪にキスをする。

「おみ…マジで俺に惚れてるんだね」

「ん…誰にも渡したくない」

「誰も欲しいって言ってないし…」

「ふふ…」

「健ちゃんは?」

「そだ!電話しよ」

臣は健二郎と通話中も、片手にスマホを持ち、片手は隆二の髪を撫で回して、間隔をあけて髪や首に軽くキスをしてくる。

隆二は臣の腕の中で、目を閉じてされるがままにしている。

健二郎(ん?時々聞こえる舌打ちのような音、なんやろな?めちゃ気になる)

健二郎「そいじゃ、臣ちゃん…あ!隆二にもよろしくな」

臣「今すぐそばにいるから聞こえてるよ」

健二郎「そうなん?じゃあね…また」

通話を切ってから、

健二郎「色々想像したいとこやけど、独り身の俺には刺激が強すぎるから、やめとこ」



隆二「もういいの?」

臣「いーよ」

臣は片手で隆二を抱えながら右手でスマホを高く上げ、「インカメ♪」と言ってシャッターを押す。

隆二「えっ⁉撮ったの?」

臣「うん、記念に」

隆二「インスタ上げんなよ」

臣「そんなことしたら炎上するよ」

隆二「へへ…」

スマホを置き、臣が「隆二」と言って、自分の方を向かせキスしてくる。

「ちゅ…」と音を立て、うっとりするようなキスを繰り返す。

「お…み」

「俺もいきたい」

「イヤって言ったら?」

「なにもしないよ」

少し離れて臣の目を見つめ、

「OKって言ったら?」

「すぐ始める」

臣は隆二に軽くキスをする。

世界で一番愛しい顔が、目の前でエクボを見せて笑っている。

「じゃあ…オケ♥」

臣に強く抱きしめられ、二人の濃密な時間が始まった。

激しく求め合い、夜は更けていった。



Ameba owndオリジナルストーリーです。






16コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2017.11.22 14:20

    @chocoponよりよりちゃん♡ありがとう〜😊 ここだけの話、認めたくないけど、私も関西のBBAです笑笑 年齢なんて実年令✖️7くらいで行きましょー😁👍✨ こちらのサイトまで付き合って下さってるフォロワーさんに感謝を込めてオリジナル書いてるので、喜んでもらえるとめちゃHAPPY❤️ですよん! ありがとう〜😊おやすみなさい⭐
  • マヤ

    2017.11.22 14:14

    @CocoaCocoaちゃん♡こんばんは😄 そうそう!私も思ってたの! 今日いい夫婦の日だったね! たまたまこのお題に設定しちゃって…そこチェックしてるCocoaちゃんが凄いっ🤣✨
  • マヤ

    2017.11.22 14:09

    @あーこあーこちゃん!こんばんは〜✨スマホ調子悪いのに…ありがとう〜😭アメブロと両方で大変じゃない?皆さんに悪いことしてるなぁって思ってます。でもね、こちらに来てオリジナルは伸び伸び書いてます。フォロワーさんのお陰です。あーこちゃんも初期の頃からずっと読んでくれて本当にありがとう😊