『炬燵②』(続・臣隆妄想劇場52)ショートバージョン
臣「隆二、背中より前に来て、前の方があったまるから」
隆二「そう?」
隆二は臣とコタツ布団の間に入り、臣が後ろからガウンで包み込んだ。
臣「んーっ!あったかい…」
隆二「臣…ガウンの中なにも着てなかったの?」
臣「風呂入るとこだったから当たり前だろ」
もぞもぞと隆二の服の中に手を入れてくる。
隆二「ちょ…臣、どこに手突っ込んでんの…」
臣「いーだろ…別に」
隆二「えっ?…あっ…おみっ…」
隆二の耳元で臣が囁く。
「今日は先に行ってらっしゃい」
隆二「マジで…⁉︎…んん」
臣のガウンに包まれたままで、隆二が後ろに仰け反る。
隆二「…おみっ…ダメだよ…布団が…」
臣「ちょっと静かにしてろ」
臣はそう言うと、斜めに仰け反った隆二の唇を塞いだ。
隆二(キムチ臭いって言ったくせに…)
臣の手があり得ない動きになる。
隆二「…⁉️」
隆二の全身にグッと力が入り、数分後すぐに解(ほど)けた。
隆二(あ…)
臣は構わずキスを続けている。
しばらくして、そっと唇を離してみる。
隆二は、臣の左脇の方に力尽きたようにもたれて、涙目で恨めしそうに臣の顔を見る。
臣「お帰り…」
隆二「グスン…布団が…」
臣「心配ないよ。ガウンだけ洗えば大丈夫…」
隆二「…キムチは?」
臣「ん?…もう麻痺したみたい」
臣は、優しく口づけしてくる。
臣「お風呂もいっかい入らなきゃね」
隆二「いじめっ子ぉ…」
臣「ん…全部俺が悪い…」
臣「あー…隆二ぃ、泣くな…ヨシヨシ」
時々不意打ちでやって来る臣の攻撃に、隆二はまだ一度も勝てたことがなかった。
臣は隆二の頭を優しく撫でながら、
「…お湯溜まったかなぁ?」
End
Ameba ownd オリジナルストーリーです。
7コメント
2017.11.20 13:29
2017.11.20 13:25
2017.11.20 13:21