『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生63)
「あーちゃんら‼︎」
長身の美しい男達に付き添われ、長い銀髪を揺らして理愛がレストランに入ってきた。
「理愛ちゃん…」
「理愛…」
以前と変わらず美しい姿でこちらに向かってくる理愛を見て安堵したのか、
臣と隆はその場で固まってしまった。
廉がその白く透き通るような美しい手を取ってエスコートした。
「理愛さん、お帰りなさい」
「あーちゃーん!おかえんなさぁい‼︎」
隆臣が両手を広げて走り寄っていき、その勢いのまま理愛に抱き上げられた。
「もうダイジョブなの?痛いとこない?」
隆臣の声を聞いてハッと我に返った臣と隆二も、理愛の側に駆け寄った。
「理愛ちゃん、無事でよかった…」
「ケガは?もう大丈夫なのか?」
「ええ、ご心配をおかけしました」
よじよじと理愛の腕の中から降りた隆臣は、すぐ後ろに立っている長身の男が押してきた
真っ白なベビーカーの中を覗き込んだ。
「えー⁉︎りお、女の子じゃないのぉ?」
つづく
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2020.09.09 08:50
2020.09.09 05:22