三代目❤夢小説 『NAOTO編129』
直己は苦笑した。
「自由にって…」
「まるで俺が直人を束縛してるような言い草だね」
「急に変なこと言ってごめんなさい」
「…あまりにもお二人の仲がいいので、つい」
「俺達の仲は恋愛のそれとは全く異なるだろ?」
「わかってます。もしかすると恋人以上に理解し合ってる二人に…」
「私、嫉妬してるんです」
「まりあちゃん、一緒に暮らしてるのに不安なのか?」
「自分でも変だって思うんです」
「一緒にいるのに、愛されてる実感がなくて」
「あいつは…直人は君のことをとても大切に思っているんだ」
「そして、絶対に君を悲しませるようなことはしない」
「直己さん…」
「俺で良ければいつでも相談に乗るから」
「すみません、私…」
「え?うそ!!あれ三代目の直己さんじゃね?」
「うわ💦ガチでヤバくね?」
コンビニから出てきた若い男達が二人を見て騒ぎ始めた。
「お?見つかったか。じゃあ直人にヨロシクね」
「はい、あの、気をつけて」
「これからはなるべく家には行かないようにするから」
まりあは去っていく直己の後ろ姿をずっと見ている。
「直己さん…ごめんなさい」
つづく
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2019.08.15 05:21
2019.08.15 02:03