三代目❤夢小説 『NAOTO編128』

「知らないとはいえ、それは悪かったね」



「いえ、もう済んだことなので…」



そう言って下を向いたまりあの手を、直人が優しく握った。



「そう、前を向いて生きなきゃね」



見つめ合う二人の様子を見て直己が切り出した。



「そろそろ帰るとするか」



「直己さん、お酒も召し上がってるのに、今夜は泊まっていって下さい」



「そうだよ、ゆっくりしてけよ直己」



「ありがとう。じゃあまた今度な」



直己はスッと立ち上がった。



「夕飯ご馳走さまでした」



「ちょ…直己!なんか用事あったんじゃないの?」



「いや、顔見に来ただけだから」



「じゃな」



直己は振り向きもせず出ていった。



「私、そこまで送ってくるね!」



立とうとした直人を制して、まりあは直己の後を追って部屋を出ていった。





「直己さぁーん!」



歩幅が広い直己はもう随分前を歩いている。



ゆっくり振り向いた。



「まりあちゃん!?」



走って追いかけてきたようで、息をきらしている。



「はぁ、はぁ、直己さん、歩くの早い…」



「どうした?」



「そこのコンビニまで足りない食材を買いに…」



手にした財布を見せた。



「なんか俺に話があるんじゃ…」



「…直己さんは、何でもお見通しですね」



コンビニの前まで来て向き合った。



「直己さん、早くいい人見つけて幸せになって下さい」



「それは…」





「…そして、直人さんを自由にして下さい」






つづく

6コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2019.08.12 22:30

    @フランソワ fRancoisふら島のふらちゃん🐝 おはにゃ✋ てんてー👩みんなおこ😡だよ💦倍返しくるな💦これ😵
  • フランソワ fRancois

    2019.08.12 15:39

    うわぁ。。。。。まりあてんてーかわいくなぁーい!そういうのよくなーい!ありえなーい!直己さん、なおとぱぱを自由にしてあげてくださいねっ←やられたらやりかえーす🐝♡♡♡
  • マヤ

    2019.08.12 13:35

    @omika♡それな👏👏👏👏👏 👸ちゃんも、🍊ぷんもThank U(^з^)-☆