三代目❤夢小説 『NAOTO編117』
「もう抱いてるよ」
直人は笑っている。
「そうじゃなくて…」
「大切なんだよ」
「なおちゃん…」
「結婚してからでもいいと思ってる」
「私、そんなに魅力ない?」
「そんなことないでしょ、俺を困らせないで」
額をくっつけて瞼を閉じた。
「…私が傷物だから」
「こら、怒るよ。俺はそんなことちっとも気にしてない」
まりあの腕を取った。
「傷跡、ほとんど見えなくなってきたし」
「この白い肌、俺だけのものでしょ」
まりあは直人の両頬に手を添えて、その唇を塞いだ。
つづく
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2019.07.29 09:48
2019.07.29 08:45