三代目❤夢小説 『NAOTO編116』
「そんな可愛い顔して言わないで。その気になっちゃうから」
「直ちゃん、ずっとそばにいて」
「いるでしょ、ずっとまりあのそばに」
「……」
「食べよ!冷めちゃうよ」
「あ!その前に絆創膏だね」
甲斐甲斐しく世話をやく直人の後ろ姿を、まりあはじっと見つめていた。
別々に入浴を済ませ休む時間になると、直人の寝室にまりあがやって来る。
大胆なナイトウェアなど着て来るものなら、直人もいつまでも紳士でいる自信はなかった。
だが彼女はいつもTシャツに半パンで、普段着と同様にシンプルでボーイッシュだ。
ー新婚旅行は絶対にケラマで押し切ろう。
それで俺が選んだビキニ着せて…
そんな事を考えながらベッドに寝転がってニヤニヤしていると、まりあが添い寝してきた。
すぐに抱きしめた。
「柔らかくていい香りがする。癒されるなぁ」
「直ちゃん…」
「じゃあ構ってあげるから、なんでも言って」
「あのね」
「ん」
「抱いていいよ」
つづく
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2019.07.28 03:42
2019.07.28 03:05