『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛⑤)
信じられない…
たっくんを…隆臣を育てる覚悟だって⁉️
まだ、繋がってたのか?
理愛ちゃんを保護してた時とも重なる。
俺とは終わってたけど…
あいつ、許せない!
隆二は客室に戻り、荷物をまとめ始めた。
怒りで手が震える。
今、臣の顔を見たら大喧嘩しそうだ。
たっくんは、俺の子なんだ!
いや…
俺と、臣の子だ。
考えが、まとまらない。
頭の中に、どんどん暗闇が広がっていく…
部屋を出た所で、戻ってきた臣とぶつかりそうになった。
「なんだよ?荷物持って…」
「るせぇ!顔も見たくない!!」
「はぁ?なに誤解してんの」
「浮気相手と混浴でも何でも好きにやってろ‼️」
「たっくんは渡さないから‼️」
隆二は走ってその場を離れた。
臣は…まるで稲妻に打たれたように、その場に立ち尽くしている。
やっと開いた口で唸るように言った。
「あいつ…泣いてた」
つづく
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2019.07.10 03:52
2019.07.10 02:57
2019.07.10 00:28