『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(楽屋裏⑫)
臣「がんちゃん、理太抱かせて」
剛典「理太、臣さんが抱っこしてくれるって」
「パーパ」
臣「え?いまパパって言った?」
隆臣「おとーしゃん、リーリーのパーパなの?」
臣「違う違う💦間違えたんだよ!きっと…」
「パーパー」
理太が小さな手を臣の方に向けて笑顔を見せた。
臣「身に覚えないぞ💦」
剛典「信じていいの?」
剛典が真顔で理愛に問いかけた。
理愛「当たり前です」
臣「隆臣、ちょっと降ろすぞ」
隆臣「いーよ♪」
臣「理太、おいで」
「バーブー」
理太は臣に抱かれてご機嫌だ。
剛典「ひょっとして臣さんのことお気に入りなのかな?」
「たいたい♪」
臣「そーなの?ファンなら大歓迎だよ♪」
「ダーダー」
理愛「ご機嫌ね、理太」
隆臣「ねー❗リーリー可愛いでちょ?おとーしゃん」
臣「ん、可愛い」
臣「隆臣はもっと大きくなってからパパ達の元に来たからね」
隆臣「そーなの?」
臣「覚えてないっか…」
「隆臣にも、こんなにちっちゃい時あったんだよな」
理愛がじっと臣を見ている。
「臣、話がある」
真後ろから声がしたので振り返ってみると、いつの間にか乃愛を抱いた隆二が立っている。
臣「なに?急に」
隆二「乃愛ごめんね」
「俺、臣と大事な話があるから、パパたんの所にいてね」
乃愛「あい❤️」
隆二「じゃ、がんちゃん!姫をヨロシクね」
剛典「はい!乃愛お帰りぃ♪」
乃愛「パパたん♪るーたんにいっぱい抱っこしてもらったよ!」
剛典「良かったね♪」
健二郎「二人で話あるんやったら、たっくん俺が見といたろか?」
隆二「お願いしていい?ありがと、健ちゃん」
健二郎「たっくん!健ちゃんとこおいで♪」
隆臣「あい♪何してあしょぶの?健ちゃん」
健二郎「せやな~!なにしよっか?」
隆臣が元気よく健二郎のもとに走っていった。
臣「なんだよ?話って」
隆二「ここじゃなんだから、外に出よう」
臣「いいけど、ひょっとして何か怒ってる?」
隆二「いいから、早くこい」
控え室から出ていく二人の姿を、理愛が目で追っている。
二人の姿が見えなくなってから、健二郎がポツンと呟いた。
「夫婦仲が悪くなる原因って、些細なことがきっかけやったりするもんな」
剛典「健二郎さん💦まさか臣さん達に限ってそんなこと…」
健二郎「俺は例えばの話をしてるだけやで」
隆臣「健ちゃん!かくれんぼしゅるぅ?」
隆臣が健二郎の目の前で首を傾げた。
健二郎「よっしゃ!ええで♪」
隆臣「健ちゃん鬼ね!」
健二郎「よっしゃー!すぐに捕まえるで‼️」
隆臣「きゃあ🎵逃げろー!」
健二郎「たっくん、それは鬼ごっこや💦」
剛典「健二郎さん💦ほっといてもいいんですか?」
健二郎「大丈夫やろ!たっくんがいる限り、あの二人に万が一な事態は起こらんて」
つづく
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2019.05.17 15:28
2019.05.17 15:15
2019.05.17 15:06