三代目❤夢小説 『NAOTO編85』
臣と隆二が住むマンションで、隆臣にまりあが読み聞かせをしている。
「隆臣くん、この動物は何かな?」
「たぁくん知ってるよ」
「えっとねぇ、これはパーパもぐら!」
「もぐらは正解だけど、パパかなぁ?」
「るーじひげもぐらっていうのよ。まりあ知らない?」
「るーじ?そんな学名だっけ?」
「ごめんね💦先生知らなかった…」
「だめねぇ、しぇんせい、今はまりあなんでちょ?」
「あ、そうよ!先生って言っちゃったね💦」
「ちゅぎどれぇ?」
「そうね」
動物の絵本をパラパラとめくる。
子供部屋の外で臣と隆二が立って聞き耳をたてている。
「臣が変な教え方するからぁ…まりあちゃん何のことかわかってないよ💦」
「やべぇな💦正式名教えなおさないと、保育園で言ったら浮くぞ、きっと」
「じゃあ、これは何かな?」
「知ってるぅ❗これはね、るーじゴマチャンアジャラシ♪」
「んー…ゴマフアザラシだから、ゴマチャンは言い方だと思うんだけど、るーじってつくのね?」
「まりあ知らないのぉ?こっちのもちゅくよ❗」
「え?これもるーじが前につくの?」
「そーよ♪これはねぇ、るーじアライグマよ♪」
「変ねぇ?じゃあこっちの昆虫図鑑から問題です」
「きゃあ❤️むいむいね❗どーぞ🎵」
隆臣のテンションが一気に上がった。
「このおっきな目の昆虫はなぁに?」
「おみ虫よ♪」
「あれれ💦全然違う名前…」
「たぁくんしゅごいでちょ?まりあ」
「そーね💦凄い」
「ほら~💦まりあちゃん困ってんじゃん!」
「でもちゃんと隆臣に合わせてくれてる」
「優しい先生だね」
ピコン♪
まりあのスマホが鳴った。
「隆臣くん、ちょっと待ってね」
「だぁれ?」
「ん?なおちゃんから…」
「なおちゃん?しょーなの?」
まりあは隆臣の髪を優しく撫でてからLINEを開いた。
「なおちゃんどしたの?」
「ん?お仕事終わったって」
「デートしゅるの?」
「え?そ…そうね💦」
「たっくんにデートなんて教えたの臣?」
「ちげーよ💦」
「あー❗じゃあきっと健ちゃんだ‼️」
「…とにかく、まりあちゃんが出掛けたら
も一回お勉強し直しだ」
「そーしよ💦」
つづく
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2019.02.27 13:19
2019.02.27 12:40