三代目❤夢小説 『NAOTO編70』

東京に戻り、すぐにまりあのマンションに立ち寄った。


直人はタクシーの中でまりあを待つ間、辺りを注意深く見張っていたが、碧は現れなかった。


ーもし、家の前でアイツが待ち伏せしていたら?


直人は急に不安になり、タクシーを待たせマンションに入ろうとすると、中からまりあが出てきた。


直人はホッと胸を撫で下ろした。


「よかった…アイツ待ち伏せしてなかった?」


「うん、いなかったよ」


エントランス横のドアから管理人が顔を出した。


「先生、お帰りなさい」


「あ!先日はどうも」


「ああ…三代目の」


「あの、またしばらく留守にします」


まりあがぴょこんと頭を下げた。


「そうですか。いってらっしゃい」



タクシーに乗り込んでから直人が尋ねた。


「あの管理人さん、変に俺たちのこと勘ぐって、アイツに告げ口したりしないかな?」


「その時はその時だよ」


「なおちゃんと一緒にいるのはもうわかってることだし…」


「俺の独断で話進めて…迷惑だった?」


「ううん、嬉しかった」


「よかった…」


「ただ、あの人がなおちゃんに手を出したりしないか、それだけが心配だよ」


「もしそうなったら、現行犯で警察につきだしてやるから、まりあは何も心配しなくていいよ」


「…うん」


「それとも、まだ彼を愛してる?」


「…正直わからない」


「どんな仕打ちを受けても耐えようって、ずっと前から決めてたから」


「そんな未来に、幸せなんて見えてこないよ」


直人はまりあの肩を持って、自分の方に引き寄せた。


「いま、誰を愛してる?」


「二人だけの時に返事していい?」


直人はミラー越しにドライバーの顔を見た。


ドライバーは慌てて目をそらせ、小さく咳払いした。


「ん、じゃあまたにするね」


正面に目的地である高層マンションが見えてきた。


「着いたよ」


つづく






マヤ

三代目・BTS妄想ストーリー書いています

2コメント

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  • マヤ

    2019.02.08 16:53

    @kiaおちゅー👮 そういえばそこはその昔(そんなに昔じゃないけど😁)人間じゃない異形のものが出入りしたたね?👽👿 今は陽だまり… でもよく考えたら、女子禁制のお宅じゃなかったっけ? 『女子はいらない』→読者さんの要望…さてどーしよ💦なおちゃんがいてくれるから、大丈夫かな? うぷ🙉💦
  • kia

    2019.02.08 14:46

    お疲れ様です😌💓 東京戻ってきたね😁まりあちゃんは自分の気持ち整理できてるのかな? まあ、陽だまりのようなFamily宅で考えてもいいか❕考えられるかな🤣 きっとみんなから愛されてるあそこでしょ🙊