三代目❤夢小説 『NAOTO編52』

「…もう泣かないで」


ハナリの砂浜にウェットスーツのまま座る二人。


直人の唇が離れてから涙が止まらない。


もうシュノーケリングどころではない。


直人はまりあを気遣い、優しい言葉をかけ続けている。


「悪いのは俺だから」


「直人さんは何も悪くない…」


「婚約者がいる女性を好きになっちゃった」


「悪いのは…」


「自分だけ…なんて言っちゃダメだょ」


直人は手を伸ばして、まりあの顔に触れた。


指でまりあの涙を拭う。


「一人になんかさせない」


「落ちるなら一緒だ」


「…直人さん」


まりあは思った。


ー何もかも捨てて、素直にこの胸に飛び込めたら…


遠くにオジーの舟が見えてきた。


「直人さん、オジーが迎えに来たから」


「離したくないな」


「……」


「今離したら、もう二度とこの腕に抱けない気がする」


「…直人さん」


まりあは直人の真っ直ぐな瞳を見つめた。


「私から話してみる」


「ダメだ‼俺も一緒に行くよ」


「二人っきりになったら、なにされるか…」


「心配しないで」


「危険を感じたら、すぐに連絡するから」


「いや、やっぱりダメだ。危険な目に合わせるなんてできっこない」


「一緒に行くから、いいね?」


「……」


「OKなら目をつぶって…」


直人の意思は固く、まりあはYESのかわりに目を閉じた。


再び直人の温かい唇が吸い付いた。


フレンチキスから更に深みへ…


直人に誘われるまま、まりあは舌を絡ませた。




つづく




4コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2019.01.19 08:28

    @フランソワ fRancoisふらちゃん🐝 謎の多い碧てんて👨超イケメンっす❗ なおちゃんfighting🙏
  • フランソワ fRancois

    2019.01.19 08:12

    やったぁ!! NAOTOさん、ファイトだ!まりあちゃんを解放するのだー🐝
  • マヤ

    2019.01.19 05:54

    @kia走り出した二人の恋❤ 揺れ動く🐽🌹の脳内ストーリー 🌀 碧先生登場近い🙋