三代目❤夢小説 『NAOTO編51』
一度は従ったものの、罪悪感にかられたまりあは、直人の胸に両手を当てて離れようとした。
「だめ…直人さん」
「キュンとさせたの誰だ?」
「だって…」
「年上の男を園児扱いした罰…」
「マスクが邪魔だね」
直人がまりあのシュノーケルマスクを外した。
「園児扱いなんかしてない…」
「やだ、マスクの跡…見ないで」
「ん?恥ずかしい?」
「好きな人に…見られたくない」
「何度も好きって言われて…ほっとけないでしょ?まりあ」
直人も自分のマスクを外した。
まりあの小さな顎に手を添えて、クイっと持ち上げた。
直人が言葉もなく顔を近づけると、まりあも長い睫毛を伏せてそれに答えた。
セカンドキスは甘くて、優しくて、そして切なくて、
いつか来る別れを予感した。
ーお願いだから…どうぞこのまま、
時よ、止まれ…
つづく
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2019.01.18 07:17
2019.01.18 07:16
2019.01.18 02:05