三代目❤夢小説 『NAOTO編49』
男女のグループは渡し船が引くバナナボートに乗って、阿波連ビーチへ帰っていった。
「半分は正解…」
船が遠くなったのを見て、まりあがポツンと呟いた。
「やっぱそうだよね!まりあは広瀬すずに似てる」
「そっかなぁ…言われたことないよ」
「休みに外出する時は、いつもCAP被ってるんだろ?」
「凄い!どうしてわかるの?」
「やっぱそうなんだ!」
「あー‼︎直人さんズルい💦」
「簡単に引っかかったね」
お互いの目を見つめて、一瞬黙り込む。
直人から笑いかけた。
「本物の二人だったら、大スクープになったかな?」
「え?…やだ!直人さんのファン、みんな泣くよ」
「まりあも…泣く?」
「…泣く」
「嬉しいね。まだ当分泣かせないで済みそうだけど…」
「……」
「ほーら!そんな顔しないで、行くよ♫」
「…じゃあガイドするから私についてきてね」
二人はスノーケルとマスクを装着して、まりあが直人を導くように海へと入っていった。
つづく
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2019.01.15 01:24
2019.01.15 01:18