ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島first night mission12-①
先にシャワーを済ませ、隆二が仰向けにベッドに横たわっている。
用意されたバスローブには手を通さず、上半身は裸だ。
酔いもあってか軽く手の甲を額に当ててうっすら目を開けている。
ベッドの足元、TVとの間にバスローブを着た風呂上がりの臣が立っている。
「出会った頃は、そんな色気なかったよな」
「俺に色気?…気のせいだろ」
潤んだ瞳で臣を見下ろす表情がなんとも言えず官能的だ。
「わかってないんだな…」
臣は静かにバスローブを脱いだ。
「口説いてからじゃなくて?いきなり実力行使かよ」
「反則かな?」
「…相方の愛しかたの手順なんて…知りたくなかったな」
「全てが終わったあとも、そういってるかな?」
臣は膝からベッドに上がり、隆二の真上にやってきた。
「俺のどこがいいの?」
「…ラジオの収録の時に言ったじゃん」
「夢に向かってまっしぐらで、熱いところだって」
「そうじゃなくて…恋愛対象としては、
どーなの?」
「愛し合う前に聞きたいか?」
「…うん」
「わかった、教えてやるよ」
to be continued…
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2018.10.23 11:37
2018.10.23 11:31
2018.10.23 11:18