ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 10-⑥
直己達はRYUJIやOMIとの短期契約を交わし、二人を伴って歌番組の収録に向かった。
一同が帰った後、恭介は雅を教授室に呼びつけた。
雅「…先生、ご用ですか?」
恭介「隣の診察台で待ってなさい」
雅「…いいんですかぁ?恋人が消息不明だってのに」
恭介「……」
雅「今日は途中でオアズケはなしだよ、せんせ」
雅は薄いピンクのシルクブラウスの前ボタンを外しながら、診察台に座った。
「せんせ、右手の感覚は戻ったの?」
「利き腕が使えないんじゃ、満足できるかわかんないし…」
さらさらと書類に走らせていたペンを置き、
恭介は立ち上がり、つかつかと雅がいる診察台に近寄ってきた。
雅は怪しい笑みを浮かべながら、細くてしなやかな手を伸ばし、恭介の首に的割りついた。
その手首をつかみ、恭介は強引に診察台へ雅を押さえつけた。
「…やん、乱暴にしないで、せんせ」
「…雅」
「隆二をどこへやった?」
to be continued…
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2018.10.07 12:21
2018.10.07 12:19
2018.10.07 12:09