ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 10-④


応接室の扉を開けて雅とRYUJIが中に入ってきた。



開口一番にRYUJIが恭介に訴えた。



「どこを探しても見つからない‼俺に探し出せないなんて…一体どうなってるんだ⁉」



恭介「RYUJI❗来客中だ。控えなさい」



そこでようやく恭介の向かいに座っている両リーダーに目を向けた。



「こりゃあ…NAOTOさんに直己さん…」



直人「お疲れさま…」



RYUJI「リーダーがここにいるって事は、もうバレてんだろ?」



恭介「どんなに科学が発達しても、強い心の繋がりには勝てないようだ」



直人「いや、あの事が無ければいまだに気づいてないかもしれない」



直己「そう…直人の言うとおり。あれが無ければ今も君が本物の隆二だと信じていたはず」



恭介「あの事とは?」



直人「ずいぶん前になりますが、隆二が一度だけ俺たちパフォーマーに《踊るな❗》と英語で言ったことがあります」



RYUJI「あの時の⁉」



直己「天地がひっくり返っても、苦楽を共にしてきた俺たちパフォーマーに、隆二がそんな事言うはずがありません」



RYUJI「それって、初missionの時じゃないっすか…」



「しくった…‼」



RYUJIが舌打ちをして、本気で悔しがっている。



恭介「…隆二の言った通りだ」



恭介が大きく目を見開いた。



「…やはり、彼があの時判断した通り」



「missionは失敗だったんだ…」



直己「プロフェッサー、今は過去を振り返っている時では…」



恭介「ああ、その通りです」



「外で待機しているのか?」



恭介が雅に尋ねた。



「はい、呼びますか?」



「ああ…」



雅が扉を開けると、直人と直己が見慣れた顔の男が中に入ってきた。



黒いスーツに身を包み、ソファの近くまで足取り軽やかにやって来た男は、自分を作った恭介の元ではなく、まず直己の隣に立って、握手を求めた。



「…初めてお目にかかります。登坂広臣と言います」



立ち上がった直己の両手を包み込むように持ち、握手を交わした。



「あなたが直己さんですね?OMIって呼んで下さい」



爽やかに自己紹介をする青年は、どこから見ても臣その人だった。



to be continued…






マヤ

三代目・BTS妄想ストーリー書いています

4コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2018.10.05 09:59

    @エミキタねー🚀ロボもチビにゃもマヤ🐽🌹ワールドは臣隆一色🌹🌹さて、ロボOMIはどんなんかな?
  • エミ

    2018.10.05 09:32

    キター‼️ロボOMI🍌 紳士的なロボOMI⁉️ 本物はもちろん、ロボOMI&ロボRYUJIのやりとりも楽しみ❣️ なんか、チビオミ&チビリュウみたいな呼び方やけど、キャラは全然ちゃうな🤣🤣🤣
  • マヤ

    2018.10.05 05:19

    @kia三代目リーダーのメンバー愛はとーてい理解できないほど深いのです✨ロボOMIはどんなんかな?受け入れおけ? 私はリアルもロボも両方好き❤まだあんまりしゃべってないもんね😅