ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 9-②
控え室から少し離れた所で電話に出た。
恭介からだ。
「どしたの?今からラジオの収録なんだけど…」
「悪いな…終わったらこっちに来れるか?」
「なに?しばらく会わないって言わなかったっけ?」
「いや、その…うまく作動しないんだ」
「なにが?」
「研究所に来てから説明するから」
「…わかった。明日になるけどいい?」
「待ってるからな」
「じゃね」
なにが作動しないんだろ?
RYUJIの機能のことかな?
iPhoneをポケットにしまい控え室の前に立った。
はー…
無意識にため息が出た。
コンコン…
「どーぞ」
聞き慣れた、心地好い声…
「入るよ」
扉を開けると、深い眼差しで俺を見る臣の姿があった。
to be continued…
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2018.09.23 12:17
2018.09.23 04:55
2018.09.23 04:39