ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 9-①
久々に仕事に出る。
今日はラジオの収録だ。
スタッフから台本を渡された。
「えっと…今日のゲストは」
「登坂広臣さんです。先週お伝えしましたが…」
先週はRYUJIが代わりにパーソナリティーを務めていたから俺が知らないのは当然だ。
「そうだね‼ごめんね、ボーッとしちゃって…」
「お疲れなんじゃ?あまり無理しないで下さいよ!今市さんの代役はいないんだから」
「…そうだね!ありがとう」
「あ!登坂さん、もう控え室に入られてますよ」
「息のピッタリ合ったトーク、みんな楽しみにしてます」
「…ああ、ありがとね」
俺は複雑な思いで台本片手に控え室の前に立った。
扉の向こうに臣がいる。
ノックをしかけた瞬間にiPhoneが鳴った。
to be continued…
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2018.09.22 15:25
2018.09.22 12:03
2018.09.22 11:16