三代目❤夢小説 『NAOTO編32』
「彼は…母子家庭に育って、小さい頃から
とても寂しい思いをしていて」
まりあが小さな声で語りだした。
「たった一人のお母さんも今病床にあって、
精神的にも不安な毎日を送っています」
「だからって、女の子にこんなことしちゃいけないよ」
「わかってるんです」
「でも…彼、繊細で壊れやすくて…
ほっとけないんです」
「まりあちゃん、それは愛じゃないな」
「え?」
「自分を犠牲にした上で成立する関係なんて、もう恋愛とはいえないよ」
まりあの大きな瞳が潤んできた。
つづく
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2018.08.09 02:08
2018.08.08 14:55
2018.08.08 08:48