『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑰ 三代目妄想劇場ショートストーリー
「俺がずっとそばにいるから、耐えられるだろ?」
「駄目だよ‼︎たっくんは俺の手で育てるんだ!」
「いくら臣でも存在する意味が違うんだよ!」
「じゃあ隆臣がいれば俺はいらないんだな?」
「……どうしてそういうこと言うの?」
「パーパ…どっち?」
「隆二、はっきりしろよ」
「え…選べるわけないだろ‼︎」
「隆二?」
臣が隆二の肩に手を置いた。
「離せっ‼︎たっくんと離れて暮らすのなら…臣とも別れる‼︎」
長い沈黙があった。
「ほんとにそれで、いいんだな?」
なんでだよ…
おかしいよ、こんなの…
隆二はその場にうずくまり、頭を抱え込んだ。
臣も…たっくんも…
変だよ…
つづく
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