ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission 7-⑫
「RYUJI❗立ち入り禁止だぞ!勝手に入っちゃ…」
「るせー!これ持ってろ」
掛けていたサングラスを外して隆二に渡した。
「clear」
ビューンと、RYUJIの周辺で風が舞った。
ツン…と消毒液のような臭いがした。
「俺は万能なんだ、心配すんな」
RYUJIは中に入り扉を閉めた。
外れた点滴の針を的確に元に戻す。
点滴が落ちる速度の調整までした。
近くに置いてあった消毒用脱脂綿を取り、漏れた血液を拭き取る。
ここまで数秒、完璧だ。
「う…ん」
恭介がうっすらと目を開けた。
to be continued…
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2018.06.23 05:57
2018.06.23 04:42